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賃貸 VS 持ち家

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賃貸 VS 持ち家


昔からよくあるテーマですが

どちらもメリット・デメリットがあり

その人によって生き方や住み方は

自由なのでどちらが正解ということはありません。


賃貸はいつでも気軽に引越しができますし

住宅ローンという多額の借金を背負わないで済む

気軽さがあるでしょう。


一方、持ち家は一般的には

賃貸用に建てられた住宅よりも

構造・設備面で優れている

ケースが多く快適に住めることや

不動産という資産を形成することにつながります。


どちらが合っているかは

ご自身のライフスタイルや価値観で

決めればいいと思います。


ただ、注意が必要なのは

目先の損得勘定だけで決めるのではなく

長期的な視点で考える必要がある点です。


多くの人が見落としがちなのが

老後の暮らしぶりについてです。


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老後、年金暮らしが始まると

持ち家があってローンの返済が終わっていても

年金収入だけでは生活費が足りないという

ご家庭が多くなっています。


総務省の家計調査によると

今、年金暮らしをしている老後夫婦は

9割以上が自宅を所有しており

ほとんどはローンを返し終わっているので

住居費は平均で月々1万円程度しか

かかっていません。


それでも

年金収入だけは生活費が足りず

平均で毎月5万円ほど

貯金を切り崩しています。


もちろん

共働きだったか

妻が専業主婦だったか

あるいは

夫婦とも国民年金に加入する自営業だったか

などによって

もらえる年金額はまちまちです。


しかし、実際に年金暮らしをしているご家庭の

家計相談にのっていると

年金収入が多い方は支出も多っかたりして

公的年金だけで十分足りているという

ご家庭はあまり見かけません。


このあたりは皆さんが実際に

ご両親や祖父母など

年金暮らしをしている身内の方から

聞いてみるのが確かかもしれません。


年金手帳画像


一般的に、老後夫婦に必要な貯蓄は

2000万円といわれていますが

これは毎月だいたい5万円の貯蓄を切り崩すので

65歳~95歳まで30年間貯蓄を切り崩すとして

5万円×12ヵ月×30年=1800万円

∴ 大体2000万円必要

というロジックになっています。


もしも

65歳以降もずっと賃貸暮らしを続ける場合

さらに家賃分も貯めておく

必要があるということです。


仮に月々10万円の家賃の所に住むとして

10万円×12ヵ月×30年=3600万円


生活費として貯めておく2000万円と合わせると

なんと5600万円です。


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2000万円であれば

退職金でなんとかカバーできるかもしれませんが

5600万円も貯めなくてはならないとなると

なかなか厳しい金額ではないでしょうか?


もちろん

老後は実家に戻るなど

住む場所が確保できている方や

ご両親から相続財産が期待できるといった方

あるいは65歳以降も

投資用不動産の家賃収入や株式の配当など

公的年金以外の収入が

継続して入ってくるという方は

老後の住居費をそれほど

心配する必要はないかもしれません。


一方で

そういったことは期待できないが

一生、賃貸住宅に住み続けるという場合は

老後の家賃を現役期間に蓄えておく必要がある

ということを覚えていてください。


目標に向かって指をさす


私の所には70歳を過ぎた方からの

相談も多く寄せられますが

実際、自宅を所有していたことで

老後の生活費を捻出できた

ケースが少なくありません。


自宅を売却した資金で

老人ホームに入所する資金と

生活費を準備することができた


自宅を担保にリバースモーゲージを利用して

そのまま自宅に住み続けたまま

生活費を借りることができた


といった事例がたくさんあります。


特に

私のような個人事業主や専業主婦だった方で

公的年金の受給額が少ない方は

自宅があったことで救われるケースが多いです。



賃貸 VS 持ち家


いずれもメリット・デメリットがあり

どちらがいいかは人それぞれです。


いずれにしても

老後の暮らしぶりまで含めた

長期的な目線で

ご自身に最も合った住まい計画を

たてるようにしてください。



| 11:16 | 未分類