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固定金利が変動金利を逆転!

2016年8月17日の日経新聞記事によると

大手銀行で住宅ローンを借りる際に

変動金利を選ぶ人よりも固定金利を選ぶ人が

多くなったようです。

日本経済新聞社が

都市銀行と三井住友信託銀行の5大銀行に対してヒアリングを行い

2016年6月・7月の住宅ローン申請件数のうち

変動金利と固定金利が占める割合を調査した結果は以下の通り⇓⇓⇓


【2016年6・7月住宅ローン申請分の変動と固定の比率】

変動金利 < 固定金利

変動よりも固定の方が申込が多かった銀行

変動金利 > 固定金利

変動の方が固定よりも申込が多かった銀行

三菱東京UFJ銀行
三井住友信託銀行
りそな銀行
三井住友銀行
みずほ銀行


なかでも三菱東京UFJ銀行に関しては

<2015年1~7月申請分> 変動7割 : 固定3割

     ⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓

<2016年1~7月申請分> 固定7割 : 変動3割

と変動と固定が大幅に逆転、

2016年7月単月に限ると固定が9割に達したようです。

借り換えに関してはほぼ100%固定金利とのこと。

(出所:日本経済新聞 2016年8月17日朝刊)






そもそも、住宅ローン市場全体ではマイナス金利導入前は

変動金利を選び人が全体の4割くらいでした。

景気が悪くなると変動金利で借りる人が6割くらいに増え

逆にアベノミクスで日経平均株価が急激に上がった局面では

金利先高観により変動金利を選ぶ人が3割くらいまで減りましたが

2014年11月~2015年10月までの1年間で借りた人の平均を見ると

変動金利を選ぶ人は4割くらいでした。

(参考ブログ➡変動?固定?みんなが選んでいる住宅ローン金利


住宅ローン市場全体では4割くらいですが、

都市銀行は変動金利を主力商品として

金利優遇を拡大してきたので

変動金利で借りる人が他の金融機関よりも

多い傾向にあります。

当事務所に相談に来る人の中には

都市銀行の銀行員に

「ほぼみんな変動金利を選んでますよ」

と言われたという人が少なくありません。

先の日本経済新聞の調査によると

三菱東京UFJ銀行に関しては昨年まで7割が変動金利を選んでいたので

「ほぼみんな」ではないにしても変動を選ぶ人が多かったのは事実なようです。

ところがマイナス金利導入後、

固定金利が変動金利よりも低くなる異常現象が

起きたため、固定金利を選ぶ人が急増。


特に30~35年固定のような超長期固定金利商品に

力を入れる金融機関で顕著な動きが見られ、

フラット35を取り扱う金融機関の中には

前年比300%で申込が増えているところも

あるようです。



確かに35年固定が0.9%台の今、

長く住むつもりならば長期固定しない

手はないと思います。

とはいえ、状況によって変動にするべきか、

固定にするべきか異なりますし、

金融機関によって審査の難易度が大きく異なるので、

金融機関や金利選びで迷ったら

ぜひ当事務所までご相談ください。

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