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住宅ローンの借り換えもライフプランの明確化が重要

3月に入ってから、住宅ローンの借り換え相談が増えています。

最近は借換のサイクルが短くなっており

「つい2~3年前に住宅購入したばかり」という人も

借り換えの相談に来ています。

stockfoto_134300_S.jpg 


借り換えをした方がいいかどうかを判断する為には

返済シミュレーションを作成し、現在の返済額と比較しますが、

当事務所のコンサルタントでは、「それよりも前にすること」があります。


stockfoto_4089169_S.jpg


返済シミュレーションの作成よりも前にすることとは

「借換の目的を明確にすること」

さらにいえば

「ライフプランを明確にすること」です。




借換を希望する理由は人それぞれですが、

例として以下の2つが挙げられます。


【借換したい理由①】毎月の返済額を減らしたい

【借換したい理由②】変動金利から固定金利に変えたい





①の「毎月の返済額を減らしたい」という人の中にも

【Aさん】「返済期間は変えず、金利を下げることで毎月返済額を減らし、
      全期間で支払う総返済額も減らしたい」


という人と


【Bさん】「金利を下げることに加えて、返済期間も延ばして、
      毎月返済額を今よりも大幅に減らしたい」


という人がいます。


Bさんは、期間を延ばすことによって
結果として総返済額は今より増える可能性もあるのですが、
それでも構わないのです。
とにかく今の返済額をできる限り減らすことを最優先させたいのです。

Bさんのような借換を希望する人は

☑今は教育費が一番かかる時期

☑今は家計収支がきついが、60歳の定年退職時には子供も就職し、
 退職金で住宅ローン完済の目途がついている

☑貯蓄性の保険を積み立てており、
 老後は保険金を受け取れるので、ゆとりある老後生活が期待できる

というような人があてはまります。


住宅ローンの返済期間中は教育費がかさむ時期と重なるご家庭が多く

Bさんのようなニーズは少なくありません。

住宅ローンの返済期間を延ばさなければ

住宅ローンよりももっと不利な教育ローンを借りる羽目になるかもしれません。




このように、一口に借換といっても、

☑何のために借換をしたいのか

☑借換によってどういった効果を期待するのか

を明確にしないと、

借換時に選択する金利の種類や返済方法が定まりません。


借換を検討するときには

目先の金利の低さに踊らされるのではなく

是非、ご家族で今後のライフプランについて話し合ってみてください。

そして、希望するライフプランに基づき

一生涯のお金の流れをキャッシュフロー表で確認してから

選ぶべき金利、返済方法を決めるようにして下さい。

キャッシュフロー表の作成は、

あらゆる提案において、当事務所が重視しているものです。

キャッシュフローとは?

住宅ローンの借換を検討する時にも

〝木を見て森を見ず”にならないようにしてくださいね。


キャッシュフロー表の作成、住宅ローン相談は

東京の独立系ファイナンシャルプランナー「平井FP事務所」まで

お気軽にお問い合わせください。

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2016年03月15日