2月の「フラット35」は前月比+0.03%の利上げ
自己資金1割以上35年固定・・・1.32%
<融資率9割以下>
<融資率9割超 >
※表示は「買取型フラット35」を最低金利で取り扱う金融機関のものです。
■フラット35は自己資金の割合や、返済期間によって適用金利が異なります。
■フラット35は取扱金融機関によって金利が異なります。
■フラット35は融資実行時(引渡時)の金利が適用となります。
■「フラット35S」適用物件はさらに▲0.25%の金利優遇
「フラット35S」・・・省エネ・耐震性・バリアフリーなど
性能面で特に優れた良質な住宅向けに
当初10年間、もしくは5年間金利を優遇する制度
<フラット35S(高性能住宅)とフラット35(一般住宅)の金利>
<フラット35 過去2年間の金利推移>
※融資率9割以下、返済期間21~35年の最低金利
<2021年 2月> 1.32%
<2021年 1月> 1.29%
<2020年12月> 1.31%
<2020年11月> 1.31%
<2020年10月> 1.30%
<2020年 9月> 1.32%
<2020年 8月> 1.31%
<2020年 7月> 1.30%
<2020年 6月> 1.29%
<2020年 5月> 1.30%
<2020年 4月> 1.30%
<2020年 3月> 1.24%
<2020年 2月> 1.28%
<2020年 1月> 1.27%
<2019年12月> 1.21%
<2019年11月> 1.17%
<2019年10月> 1.11%
<2019年 9月> 1.11%
<2019年 8月> 1.17%
<2019年 7月> 1.18%
<2019年 6月> 1.21%
<2019年 5月> 1.29%
<2019年 4月> 1.27%
<2019年 3月> 1.27%
<2019年 2月> 1.31%
過去2年間を振り返ると
世界経済の先行きが不透明になりはじめ
当時トランプ政権下にあったアメリカが
10年ぶりに利下げを行ったことに追従して
世界各国が利下げをしていった2019年9月頃の
1.11%が最も低かったことになります。
当時から比べると今月の金利は
+0.21%上がったことになりますが
5,000万円を35年・元利均等返済で借りる場合
総返済額は+210万円増えることになるので
大きいですね・・・
ところで、住宅ローンは原則
建物完成・引き渡し時の金利が適用になります。
そのため、当事務所のお客様もそうですが
新築マンションや新築戸建てを購入していて
引き渡しが1年後・2年後と先になるお客様は
±0.1%~0.2%の範囲だとしても、
金利のわずかな変動が気になるところです。
長期固定金利型住宅ローンの代表選手であるフラット35は
前月下旬の新発10年国債の利回り(長期金利)を基に
金利が決定されます。
ちなみに
債券の「価格」と「金利」の関係は
売られて価格が下がると金利が上がり
買われて価格が上がると金利が下がります。
日本銀行が現在おこなっている金融政策では
コロナ禍から景気が回復し
物価が安定して2%の上昇を続けるまで
長期金利がゼロ%程度で推移するよう
上限を設けず国債の買入れを繰り返し行う方針です。
大まかな流れとしては
この日本銀行の金融緩和政策によって
長期金利は以前、低水準を維持していますが
短期的な細かい動きを見てみると
今年に入ってから
長期金利は若干ですが
じわりじわりと上がってきています。
これは
米国の金利が上がってきていることや、
株価が急激に上がってきていることを受けて
日本銀行がそろそろ次の3月の金融政策決定会合で
長期金利がもう少し上がってもいいと容認する決定をするのではないか
といった勝手な思惑が
機関投資家の間でひろがっていることなどが
要因です。
そういう意味では
3月に行われる日本銀行の金融政策決定会合は
要チェックですが
いずれにしても
実態経済がよくなるまでの
少なくとも向こう2~3年は
大きな金利上昇はないと見るのが
大筋の見方となっています。
引き渡しが1~2年後という人も
それほど急激な金利上昇は
心配しなくてもいいのかもしれません。
ただし、これはあくまでも向こう2~3年の話。
35年という長期に渡る返済期間を考えたときに
金利がどうなるかはまた別の議論です。
いずれにしても
将来の金利は誰にも予測ができません。
金利が上がった場合の悲観シナリオと
金利が現状維持だった場合の楽観シナリオの
2つを常に想定し
どちらに転んでも乗り切れる家計防衛策を
講じるようにしてください。
住宅ローンの借り方・返し方のベストな方法は一つではありません。
インターネット上に出回っている情報が
必ず自分に当てはまるとも限りません。
その家庭のライフプランや生涯収支にあった
方法をいくつかシミュレーションしてみることが重要です。
住宅購入や住宅ローンでお悩みの方は
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今月の都市銀行住宅ローン金利はこちら⇒2021年2月住宅ローン金利(都市銀行)
過去の金利情報はこちら⇒フラット35 過去の金利
「フラット35」関連ブログ↓
フラット35Sの認定基準
『フラット35』融資対象が諸費用まで拡大!!
2017年10月『フラット35』制度改正 団信料金利組み込みに!!
自己資金1割以上35年固定・・・1.32%
<融資率9割以下>
返済期間 | 適用金利 |
21~35年 | 1.32% (前月比 +0.03%) |
15~20年 | 1.23% (前月比 +0.03%) |
<融資率9割超 >
返済期間 | 適用金利 |
21~35年 | 1.58% (前月比 +0.03%) |
15~20年 | 1.49% (前月比 +0.03%) |
※表示は「買取型フラット35」を最低金利で取り扱う金融機関のものです。
■フラット35は自己資金の割合や、返済期間によって適用金利が異なります。
■フラット35は取扱金融機関によって金利が異なります。
■フラット35は融資実行時(引渡時)の金利が適用となります。
■「フラット35S」適用物件はさらに▲0.25%の金利優遇
「フラット35S」・・・省エネ・耐震性・バリアフリーなど
性能面で特に優れた良質な住宅向けに
当初10年間、もしくは5年間金利を優遇する制度
<フラット35S(高性能住宅)とフラット35(一般住宅)の金利>
融資額割合 と返済期間 | フラット35S (Aプラン) | フラット35S (Bプラン) | フラット35 (一般住宅) |
融資率9割以下 返済期間 21~35年 | (当初10年間) 1.07% (11年目以降) 1.32% | (当初5年間) 1.07% (6年目以降) 1.32% | (全期間) 1.32% |
融資率9割以下 返済期間 15~20年 | (当初10年間) 0.98% (11年目以降) 1.23% | (当初5年間) 0.98% (6年目以降) 1.23% | (全期間) 1.23% |
融資率9割超 返済期間 21~35年 | (当初10年間) 1.33% (11年目以降) 1.58% | (当初5年間) 1.33% (6年目以降) 1.58% | (全期間) 1.58% |
融資率9割超 返済期間 15~20年 | (当初10年間) 1.24% (11年目以降) 1.49% | (当初5年間) 1.24% (6年目以降) 1.49% | (全期間) 1.49% |
<フラット35 過去2年間の金利推移>
※融資率9割以下、返済期間21~35年の最低金利
<2021年 2月> 1.32%
<2021年 1月> 1.29%
<2020年12月> 1.31%
<2020年11月> 1.31%
<2020年10月> 1.30%
<2020年 9月> 1.32%
<2020年 8月> 1.31%
<2020年 7月> 1.30%
<2020年 6月> 1.29%
<2020年 5月> 1.30%
<2020年 4月> 1.30%
<2020年 3月> 1.24%
<2020年 2月> 1.28%
<2020年 1月> 1.27%
<2019年12月> 1.21%
<2019年11月> 1.17%
<2019年10月> 1.11%
<2019年 9月> 1.11%
<2019年 8月> 1.17%
<2019年 7月> 1.18%
<2019年 6月> 1.21%
<2019年 5月> 1.29%
<2019年 4月> 1.27%
<2019年 3月> 1.27%
<2019年 2月> 1.31%
過去2年間を振り返ると
世界経済の先行きが不透明になりはじめ
当時トランプ政権下にあったアメリカが
10年ぶりに利下げを行ったことに追従して
世界各国が利下げをしていった2019年9月頃の
1.11%が最も低かったことになります。
当時から比べると今月の金利は
+0.21%上がったことになりますが
5,000万円を35年・元利均等返済で借りる場合
総返済額は+210万円増えることになるので
大きいですね・・・
ところで、住宅ローンは原則
建物完成・引き渡し時の金利が適用になります。
そのため、当事務所のお客様もそうですが
新築マンションや新築戸建てを購入していて
引き渡しが1年後・2年後と先になるお客様は
±0.1%~0.2%の範囲だとしても、
金利のわずかな変動が気になるところです。
長期固定金利型住宅ローンの代表選手であるフラット35は
前月下旬の新発10年国債の利回り(長期金利)を基に
金利が決定されます。
ちなみに
債券の「価格」と「金利」の関係は
売られて価格が下がると金利が上がり
買われて価格が上がると金利が下がります。
日本銀行が現在おこなっている金融政策では
コロナ禍から景気が回復し
物価が安定して2%の上昇を続けるまで
長期金利がゼロ%程度で推移するよう
上限を設けず国債の買入れを繰り返し行う方針です。
大まかな流れとしては
この日本銀行の金融緩和政策によって
長期金利は以前、低水準を維持していますが
短期的な細かい動きを見てみると
今年に入ってから
長期金利は若干ですが
じわりじわりと上がってきています。
これは
米国の金利が上がってきていることや、
株価が急激に上がってきていることを受けて
日本銀行がそろそろ次の3月の金融政策決定会合で
長期金利がもう少し上がってもいいと容認する決定をするのではないか
といった勝手な思惑が
機関投資家の間でひろがっていることなどが
要因です。
そういう意味では
3月に行われる日本銀行の金融政策決定会合は
要チェックですが
いずれにしても
実態経済がよくなるまでの
少なくとも向こう2~3年は
大きな金利上昇はないと見るのが
大筋の見方となっています。
引き渡しが1~2年後という人も
それほど急激な金利上昇は
心配しなくてもいいのかもしれません。
ただし、これはあくまでも向こう2~3年の話。
35年という長期に渡る返済期間を考えたときに
金利がどうなるかはまた別の議論です。
いずれにしても
将来の金利は誰にも予測ができません。
金利が上がった場合の悲観シナリオと
金利が現状維持だった場合の楽観シナリオの
2つを常に想定し
どちらに転んでも乗り切れる家計防衛策を
講じるようにしてください。
住宅ローンの借り方・返し方のベストな方法は一つではありません。
インターネット上に出回っている情報が
必ず自分に当てはまるとも限りません。
その家庭のライフプランや生涯収支にあった
方法をいくつかシミュレーションしてみることが重要です。
住宅購入や住宅ローンでお悩みの方は
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今月の都市銀行住宅ローン金利はこちら⇒2021年2月住宅ローン金利(都市銀行)
過去の金利情報はこちら⇒フラット35 過去の金利
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