東京の独立系FP平井美穂です。
2017年10月から「フラット35」の制度が変更になります。
現在、「フラット35」は団体信用生命保険への加入が任意となっており
加入する場合には、毎年1年分の保険料を支払うかたちになっています。
残高が減るに応じて、保険料も年々減っていきますが
3千万円を借入した場合の現在の団信保険料は以下の通り。
※金利1.12%(2017年4月現在の金利)、35年元利均等返済の場合
35年分の保険料合計は約204万円、結構な金額ですね。
「フラット35」は金利は低いのですが
この団体信用生命保険料を別途負担しなければならないのがネックでした。
ところが、10月1日以降申込受付分からは
新たに団信保険料が自動的に金利に組み込まれる形に変わります。
団体信用生命保険料分として金利に+0.28%上乗せされるようです。
2017年4月現在の「フラット35」の金利は1.12%ですが
(自己資金1割以上、返済期間21~35年の場合)
仮に10月の金利が4月と同水準であれば
【1.12% + 0.28% = 1.40%】となる計算です。
健康上の理由で団体信用生命保険に加入できない人も
融資を受けられる点は従来通り。
団体信用生命保険への加入が「謝絶」になった場合は、
金利を0.2%引き下げてもらえるようです。
注目したいのは、金利組み込み型になることで
団体信用生命保険料の負担額が軽減される点。
例えば、先程と同じ前提条件で、
金利1.40%で3000万円を借りた場合(35年・元利均等返済)
団体信用生命保険料相当額は約169万円となります。
現在の支払い方法では、35年分の団体信用生命保険料支払総額は
約204万円でしたので、35万円安くなります。
実質の支払総額が減額になる上、
団体信用生命保険料を1年分まとめて支払う負担がなくなるので
これから「フラット35」の借入を検討している人は
待てるのであれば10月以降まで待った方が得策かもしれません。
平井FP事務所では、「フラット35」のお得な活用法、
その他銀行住宅ローンとの比較検証などご提案しております。
「フラット35」やその他住宅ローンでお悩みの方は
お気軽にお問い合わせください。
2017年10月から「フラット35」の制度が変更になります。
現在、「フラット35」は団体信用生命保険への加入が任意となっており
加入する場合には、毎年1年分の保険料を支払うかたちになっています。
残高が減るに応じて、保険料も年々減っていきますが
3千万円を借入した場合の現在の団信保険料は以下の通り。
1年目 | 107,300 | 13年目 | 75,300 | 25年目 | 37,600 |
2年目 | 105,500 | 14年目 | 72,300 | 26年目 | 34,300 |
3年目 | 102,900 | 15年目 | 69,400 | 27年目 | 30,800 |
4年目 | 100,300 | 16年目 | 66,300 | 28年目 | 27,400 |
5年目 | 97,600 | 17年目 | 63,300 | 29年目 | 23,900 |
6年目 | 94,900 | 18年目 | 60,200 | 30年目 | 20,400 |
7年目 | 92,200 | 19年目 | 57,100 | 31年目 | 16,800 |
8年目 | 89,500 | 20年目 | 54,000 | 32年目 | 13,200 |
9年目 | 86,700 | 21年目 | 50,800 | 33年目 | 9,500 |
10年目 | 83,900 | 22年目 | 47,500 | 34年目 | 5,800 |
11年目 | 81,100 | 23年目 | 44,300 | 35年目 | 2,000 |
12年目 | 78,200 | 24年目 | 41,000 |
※金利1.12%(2017年4月現在の金利)、35年元利均等返済の場合
35年分の保険料合計は約204万円、結構な金額ですね。
「フラット35」は金利は低いのですが
この団体信用生命保険料を別途負担しなければならないのがネックでした。
ところが、10月1日以降申込受付分からは
新たに団信保険料が自動的に金利に組み込まれる形に変わります。
団体信用生命保険料分として金利に+0.28%上乗せされるようです。
2017年4月現在の「フラット35」の金利は1.12%ですが
(自己資金1割以上、返済期間21~35年の場合)
仮に10月の金利が4月と同水準であれば
【1.12% + 0.28% = 1.40%】となる計算です。
健康上の理由で団体信用生命保険に加入できない人も
融資を受けられる点は従来通り。
団体信用生命保険への加入が「謝絶」になった場合は、
金利を0.2%引き下げてもらえるようです。
注目したいのは、金利組み込み型になることで
団体信用生命保険料の負担額が軽減される点。
例えば、先程と同じ前提条件で、
金利1.40%で3000万円を借りた場合(35年・元利均等返済)
団体信用生命保険料相当額は約169万円となります。
現在の支払い方法では、35年分の団体信用生命保険料支払総額は
約204万円でしたので、35万円安くなります。
団信料 支払方法 | 金利 | 月々返済額 | 総返済額 | 団信料 (別途支払) | 総支払額 |
現行制度 (別途年払い) | 1.12% | 86,373円 | 3,628万円 | 204万円 | 3,832万円 |
新制度 (金利組込型) | 1.40% | 90,392円 | 3,797万円 | - | 3,797万円 |
実質の支払総額が減額になる上、
団体信用生命保険料を1年分まとめて支払う負担がなくなるので
これから「フラット35」の借入を検討している人は
待てるのであれば10月以降まで待った方が得策かもしれません。
平井FP事務所では、「フラット35」のお得な活用法、
その他銀行住宅ローンとの比較検証などご提案しております。
「フラット35」やその他住宅ローンでお悩みの方は
お気軽にお問い合わせください。
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