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定年退職後の住宅ローンの借り換え・家計立て直し

定年を迎え、住宅ローンが約2000万円残っています。
月々の返済がきつく毎月赤字です。
返済を安くするために借り換えをしたいのですが
銀行で断られました。
息子も返済を手伝ってくれると言ってますが
とにかく家計をはやく黒字に立て直したいです。



ねんきん暮らし

【相談者のプロフィール】


K様 東京都在住、無職66歳 
妻(主婦・66歳)と長男(会社員・35歳)の3人家族
18年前に購入した分譲マンションに居住中

【ご相談内容】


18年前に借りた住宅ローン(2本)を一度も見直しておらず
金利が4%と2.475%と高い状態。
定年退職後、収入が激減したことで
家計は毎月赤字になっている。
退職金もどんどん減っていき
貯蓄がこのままだと尽きてしまわないか心配です。

長男が返済を援助してくれると言っていますが
銀行では
「ローンの名義を息子に換えることはできない」
「本人に収入がないため借り換えはできない」
と言われました。
借り換えは難しいでしょうか?




【コンサルタント内容】


<Step1>現状の家計を診断、
赤字にならない範囲で返済できる金額を算出

☛単に住宅ローンの借り換えをするだけでは
家計の根本的な改善になりません。
まずは現状の家計を診断し
支出の無駄をなくすとともに
収入を増やし、
家計が黒字になるよう
毎月可能な返済額を割り出しました。

また、今後の貯蓄残高の推移を
キャッシュフローで確認した上で
いま繰上返済をするべきかどうかを診断し
100歳まで貯蓄が尽きず
家計が回るような
マネープランを作成しました。



<Step2>金利を下げるために借り換えを実行

☛定年退職後は
年金収入だけでは
住宅ローンの借り換えができなくなるケースは多く
できれば今よりも多くの選択肢が選べた
定年前に借り換えをしたかったところです。

とはいえ
過去のことを悔やんでも仕方がないので
借り換えをする方向で実行支援をしました。

定年後の親の住宅ローンを
子どもが協力して借り換えする場合
申込要件や審査方法は
金融機関によって大きく異なります。

いずれにしても
K様の場合、年金収入だけは
借り入れに必要な年収を満たしておらず
住宅ローンの借り換えにご長男のサポートが必須でした。

しかし、ご長男の将来のために
ご長男のサポートを得ずに借り換えする方法や
借り換え以外の方法についても
考えられる選択肢をできるだけ多く模索しました


それぞれにメリット・デメリットがあり
当事務所では
税金面やご両親の家計の立て直し
またご子息自身の今後のライフプランにも
細心の注意を払いながら比較検証を行い
K様親子にとってベストなプランを
自分たちで選んでいただきました。

結果、借り換えを実行することにし
金利を下げることに成功。

月々の返済額▲54,000円
総返済額▲830万円も
削減することができました。




<Step3>贈与税・相続時のトラブルを回避するための
契約書の作成・所有権移転登記のサポート

K様が選択された借り換えの方法では
ご長男のサポートが必要不可欠でしたが
ご長男自身にも今後、結婚や住宅購入といった
新たなライフイベントを迎えられることが想定されます。

そういった中で
ご長男のライフプランの妨げにならないよう
ご長男の与信余力(住宅ローンを組める余力)や
人生の選択肢をなるべく多く広げられるような
かたちでサポートをしました


また、親の債務を子が返済してしまうと
贈与の対象になり
贈与税を払わなければならない可能性が出てきます。


そのため、贈与税がかからないように
親子双方の今後のライフプラン・返済能力に応じて
持ち分を適正な割合で移転し
司法書士と連携して契約書や登記を整えました。

さらに
K様には別居の長女がいらっしゃり
後のち相続でトラブルが起こらないよう
ご親族で話し合いの場をもっていただきました。

結果、K様は遺言書を作成することを希望され
当事務所の方でも行政書士と連携し
サポートを行いました。




【平井FP事務所ならではのコンサルタントのポイント】


202204撮影 室内商談中①

たとえば、
金融機関などに借り換えの相談をすると
単純に借り換えだけのサポートで終わってしまいますが
K様の問題の根本的な解決は
家計の立て直しです。

独立系ファイナンシャルプランナー事務所である
平井FP事務所では
これまで26年・5500件超に及ぶ
あらゆるケースの住宅ローン相談や
家計相談にのってきた実績があり
総合的な家計改善を得意としております。

K様がご相談にいらしたときには
贈与税や相続時の問題にまで
考えが及んでいらっしゃいませんでしたが
気付かずに借り換えをしてしまっていたら
結果、贈与税を200万円以上払っていた可能性があります


また、今回のケースはK様親子にとって最適なプランであり
何がベストな方法かは
各家庭ごとに異なります。

コンサルタントを得意とする
平井FP事務所では
1件1件、お客様の状況に合わせて
経済合理性やご家族様のご意向、ライフプランなどを重視し
そのご家族様にとってベストな解決策を
オーダーメイドでご提案させていただきます。



【コンサルタントを受けた後のお客様の感想】


なんとか家計が赤字から抜け出すことができ
親子ともども安堵しております。

ねんきん暮らしの家計に大きな負担となっていた
住宅ローンの借り換えができたことはとても大きいです。

贈与税や相続時のトラブルなども事前に回避することができ
本当に感謝しております。

今後は平井さんに作成していただいた通り
プランを実行して家計を管理していきたいと思います。
ありがとうございました。