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決断する前のシミュレーションが大切

昨年の今頃は

消費税増税前の駆け込み需要で

住宅市場は賑わいました。

2013年9月末までに契約すれば

引き渡しが2014年4月以降であっても

消費税5%を適用するといった

経過措置がとられた為です。


ところが、増税前に慌てて契約したものの

シミュレーションしてよ~く検証してみると

増税後に買った方が得だったのに!

という人が少なくありません。



そもそも消費税は土地には課税されません。

建物価格は一般的にはせいぜい2000万円台~3000台。

仮に建物価格2000万円として、

消費税増税による負担増は

2000万円×(8%-5%)=60万円。


一方、増税後に住宅ローン控除は

対象残高が2000万円から4000万円に引上げられました。

住宅ローン控除は年末のローン残高に1%をかけた額が

10年間毎年税還付される制度。

対象残高が引き上げられたことで

これまで10年間で還付される最大額が200万円だったのが

増税後400万円に拡大されました。

もっとも払った税金を戻してもらえる制度なので

年間40万円以上の所得税(住民税を136500円までは合算可)を

納めている人で

かつ、10年間年末のローン残高が4000万円を切らない場合に

最大400万円の還付を受け取れるということになります。


それでも

多額のローンを借りるケースが多い

東京近郊の住宅購入者は

消費税増税による負担増よりも

住宅ローン控除拡充により還付される税額の方が

勝るケースが多かったのです。


契約は昨年9月前に済んでおり

引き渡しがこれからということで

当事務所に最終的なローンの相談にいらっしゃる

お客様の中にも

やっぱり増税後に契約した方が得だったケースが少なくありません。


住宅ローンを組む時は

金利や諸費用もそうですが、

住宅ローン控除などの税制度も含めて

事前にシミュレーションを行ってから

決断すると得な借り方をすることができます。

決めてしまう前に早め早めにご相談ください。












| 09:36 | 未分類