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奄美大島に移住した人に会ってきました

家族での夏休み旅行に

奄美大島に行ってきました

用安海岸


奄美大島の住所は鹿児島県奄美市ですが

ちょうど屋久島と沖縄の中間くらいに

位置します

奄美大島 地図


世界自然遺産に登録されたこともあり

今では有名になりましたが

夫が30年ほど前に行った時には

「あまみおおしま?どこそれ?」

と皆に言われたそうです


私ははじめての

奄美上陸でしたが

海がきれいなのはさることながら

四方八方見渡すかぎり山、山、山

とにかく山深い島という印象でした

山


日本の離島のなかでは

択捉島、国後島、佐渡島についで

4番目に大きい島だそうです

山深い奄美大島


東京都よりも面積が広いので

旅行で

観光やアクティビティも兼ねながら

島を一周するのはなかなか難しい

と思います


そんな大きな島ですが

なんと島の85%以上が山地

に覆われており

平地が非常に少ないのが特徴です


車を走らせていても

道路の右側は山

左側はすぐ海

さらにリアス式海岸の

くねくね道が多いので

運転に全集中する必要があります

くねくね道


箱根の山をバイクで攻めるのが好きな

走り屋さんなんかは

好きそうな道がたくさんありました

奄美のリアス式海岸


奄美の自然が守られているのは

他でもなく

この山地が多く平地が少ないことが

最大の理由だそうです

(山にハブが多く生息しているのも

開発から守られている理由の一つ)


確かに開発が進む沖縄の離島と比べても

リゾート開発の大手企業のホテルなどは

ありませんでした


沖縄は30年前と比べると

だいぶ自然が減って

マンションやリゾート施設が

軒並み増えていますが

ここ奄美大島には

手つかずの自然がいっぱい残っています


およそ30年ぶりに

奄美大島に訪れた夫も

当時とほとんど変わっていない印象

とのことでした


今回、私が是非とも行きたかったのは

奄美大島の南に隣接する

加計呂麻島(かけろまじま)という

島です

加計呂麻島


加計呂麻島をなぜ知ったかというと

独立系FPの先輩が

「太陽の島カフェ」という

おしゃれなカフェを加計呂麻島に

つくったことがきっかけです


彼女のSNSを見て

目の前が海という最高のロケーションに

おしゃれなお店の外観・内装

そして美味しそうなメニューに

「いつか行きたい」

と前々から思っていたのですが

今回ようやく念願の「太陽の島カフェ」で

ランチをすることができて

最高にHAPPYでした


大洋の島カフェ 店長

太陽の島カフェ 看板

カレー

プディン

透明度の高いビーチ 加計呂麻


カフェのオーナーを務める先輩FPは

別の場所に民家も借りていて

年の3分の1ほど

加計呂麻島に滞在しているそうです


奄美大島は亜熱帯地方なので

冬でも10度をほぼ下回らず

冬は特に過ごしやすいとのこと


さらに先輩は

夏の間は涼しい八ヶ岳で過ごすことが多く

その他仕事がある時は

東京に帰ってきており

3拠点生活を楽しまれています


なんともうらやましい

セカンドライフの過ごし方です


そして太陽の島カフェで

美味しい手料理をつくっている店長も

加計呂麻島に移住してきた人の一人


元々グラフィックデザイナーの仕事を

長年されているとのことで

料理の他にも

カフェの内装から

メニュー・コースターづくりなどを

まかせられている多才な方です


子育ても終わり

セカンドライフは好きなことをして

楽しまれていて

お店のない日は海にもぐったり

流木を集めて遊んだりしているとか


加計呂麻島では冬の間は

観光客がほとんど来ないので

お店を閉めて

埼玉の自宅で過ごすそうです


店長もまた

2拠点生活を楽しまれている方でした



今回の旅行中には

他にも移住した人、

Uターンした人から話を聞けました


そのうちの一人は

関西から移住してきたという

医療関係従事者の男性です


ビーチでシュノーケルをしていた時に

出会ったのですが

一度遊びに来た時に

奄美の魅力の虜になり

移住をしたそうです


職業柄、

どこでも仕事をできるということが

移住を後押しする要因として

大きかったようですが

休みの日には

やはり大好きな海に潜ったりして

のんびりすごしている言っていました


都市部で働いていた頃に感じていた

ストレスから解放され

移住して大成功だと

満面の笑顔で話されていたのが

印象的でした


他にも

原生林を案内してくれたガイドさんや

飲食店を経営している店主など

移住・Uターンした人たちと

話すことができました



じつは

当事務所は移住の相談を受けることも多く

これまで北海道や沖縄のほか

佐渡島、大分、長野、三島などに

移住したお客様のライフプランや生涯設計、

融資のご相談などに

乗らせていただいています


特にお客様が移住した先で

いよいよ住宅を建てるとなった時に

住宅ローンの融資実行支援まで

お手伝いをしています


ただし、

首都圏にまだお住まいのお客様から

移住してみようと思っている

という相談があった時には

まずは試しに賃貸で住んでみることを

おススメしています


実際に住んでみないと

本当に

その土地の気候風土があっているのか

家族の全員が

地元に溶け込むことができるのか

生活を維持するための

収入が安定して見込めるのか

分からないからです


移住に限った話ではありませんが

ローンを借りて家を建ててしまった後では

簡単に「やっぱやーめた」

というわけにはいきません


これが

都心部の中古市場が流通している

ところであれば

売却してローンを完済する

という選択肢もありますが

地方・遠隔地の流通が劣るところでは

なかなかそう上手くはいきません


最悪、ローンを払い続けたまま

住みもしない家を持ち続け

また別の場所の賃貸住宅に引越しをして

家賃を二重に払うような事態

だけは避けたいものです


そうしたリスクを防ぐためにも

まずは賃貸住宅から

移住生活をはじめてみることを

お伝えしているのです


当事務所でお手伝いをさせていただいた

移住先で住宅購入をされたお客様は

いずれも

まずは賃貸でしばらく生活をしてみたり

元々子供の頃に住んでいた実家に

Uターンしたお客様なので

こうしたトラブルを経験することがなく

購入したマイホームで

移住ライフを満喫されています




さきバルビーチ


話を奄美に戻しますが

今回

奄美大島に移住した人の話を聞いていて

感じたのは

二拠点・三拠点生活や

今後またどこかに移り住むかもしれないと

いう人が多かった点です


ご実家にUターンした人は別として

「この先もずっと1箇所に定住するかどうかは決めていない」

という人が多い印象をうけました


また、

奄美大島の住宅の賃料を調べてみると

おおむね3万円台~4万円台で

駐車場付きの2DK・3DKの

古民家やアパートに

住むことが可能です


奄美市のホームページでも

リフォーム済の3DKのアパートが

3万円ちょっとで移住者向けに

賃貸募集していました


奄美市の賃貸住宅

出所:奄美市定住促進賃貸募集情報


ここからはFP的な話になりますが

駐車場も込みで

月3~4万円で住めるのならば

購入するよりも賃貸の方が

断然経済合理性は良いなと

思います


もちろん経済合理性だけではなく

一目ぼれした場所で

より快適に暮らすために

賃貸では得られない

最新の構造・設備仕様を満たす

住宅を新築したい

という人はいるかもしれません


お金の心配をする必要のない

富裕層の方はそれでいいでしょう


あるいは

自宅兼事務所を建てて

そこでお金を生み出す仕事や商売をする人や


賃貸併用住宅を建てて

民泊をして家賃収入を得る人などは

いっそ建ててしまった方が

経済合理性の面でも

正解な場合があります


一方で

東京にある自宅とは別に

年の半分くらい滞在する別宅

として住むといった人や

経済合理性や手離れの良さを優先

したい人にとっては

賃貸で充分かと思います


もちろん

賃貸住宅の設備仕様でも

我慢できるというのが

大前提ではあります


賃貸と持ち家では

壁の厚さや床の厚みをはじめ

構造・設備仕様がまったく違いますからね


サトウキビ畑


普段の私は

東京で住宅を購入する人の相談

に乗ることが多いのですが

都心部での住宅購入は資産形成になります


わが家もそうでしたが

マイホーム購入後は

資産形成のスピードが速まり

人生の選択肢が広がったり

老後の生活が安泰になったりします


なので

持家派か賃貸派かという議論では

迷わず「持ち家派」な私ですが

奄美大島の旅行を通して

島で暮らす人の様子を見聞きして

地方の田舎では賃貸暮らしもアリだなと

考えを新たにした旅行でもありました


ハイビスカス

島で

いろいろな話を聞かせていただいた皆さま

親切にしていただいた

宿や食事処、レジャー施設の皆さま

改めてありがとうございました!


移住を成功させるためには

長期的な視点でのライフプランや

マネープランの作成が

重要です


特に自分たちの場合の

老後に必要な資金をしっておくことで

これから最低でもいくら稼ぐ必要があるのか

ゴールからの逆算で

導き出すことができます


子育て世帯が移住する場合は

より慎重に事前準備をする必要がありますが

教育費がどれくらい必要か

あらゆるケースを想定して

準備をしておくと安心です


小学校


お金の心配が常にあると

せっかくの移住生活を

楽しむことができなくなります


移住先での家計収支(キャッシュフロー)のシミュレーションをしてみたいかた


自分たちに必要な老後資金

を試算してもらいたい方


地方への移住先で

住宅ローンの融資をしてもらえる

金融機関をお探しの方は


平井FP事務所までお問い合わせください


※直近は相談予約が埋まっていることが

多くなっています

恐れ入りますがスケジュールに余裕をもって

早めにお問い合わせいただければ

幸いです