2022年9月 フラット35金利
金利上昇ストップ
前月比▲0.01% (35年固定)1.52%(※)
※「住宅金融支援機構 買取型 フラット35」
返済期間21年~35年、融資率9割以下、
団体信用生命保険料込みの最低金利
今年に入り8月まで7カ月連続上昇していた
フラット35の金利ですが
9月は久しぶりに金利上昇が止まりました。
<融資率9割以下>
返済期間 | 適用金利 |
21~35年 | 1.52% (前月比 ▲0.01%) |
15~20年 | 1.39% (前月比 ▲0.01% ) |
<融資率9割超 >
返済期間 | 適用金利 |
21~35年 | 1.78% (前月比 ▲0.01%) |
15~20年 | 1.65% (前月比 ▲0.01%) |
■フラット35は自己資金の割合や、返済期間によって適用金利が異なります。
■フラット35は取扱金融機関によって金利が異なります。
表示は住宅金融支援機構買取型商品を最低金利で取扱う金融機関の金利です。
■フラット35は融資実行時(引渡時)の金利が適用となります。
■「フラット35S」適用物件はさらに▲0.25%の金利優遇
「フラット35S」・・・省エネ・耐震性・バリアフリーなど
性能面で特に優れた良質な住宅向けに
当初10年間、もしくは5年間金利を優遇する制度
<フラット35S(高性能住宅)とフラット35(一般住宅)の金利>
融資額割合 と返済期間 | フラット35S (Aプラン) | フラット35S (Bプラン) | フラット35 (一般住宅) |
融資率9割以下 返済期間 21~35年 | (当初10年間) 1.27% (11年目以降) 1.52% | (当初5年間) 1.27% (6年目以降) 1.52% | (全期間) 1.52% |
融資率9割以下 返済期間 15~20年 | (当初10年間) 1.14% (11年目以降) 1.39% | (当初5年間) 1.14% (6年目以降) 1.39% | (全期間) 1.39% |
融資率9割超 返済期間 21~35年 | (当初10年間) 1.53% (11年目以降) 1.78% | (当初5年間) 1.53% (6年目以降) 1.78% | (全期間) 1.78% |
融資率9割超 返済期間 15~20年 | (当初10年間) 1.40% (11年目以降) 1.65% | (当初5年間) 1.40% (6年目以降) 1.65% | (全期間) 1.65% |
◆フラット35 過去1年の金利推移◆
※「買取型フラット35」 融資率9割以下、返済期間21~35年
団体信用生命保険料込みの最低金利
<2022年9月>1.52%
<2022年8月>1.53%
<2022年7月>1.51%
<2022年6月>1.49%
<2022年5月>1.48%
<2022年4月> 1.44%
<2022年 3月> 1.43%
<2022年 2月> 1.35%
<2022年 1月> 1.30%
<2021年12月> 1.33%
<2021年11月> 1.33%
<2021年10月> 1.30%
<2021年 9月> 1.28%
<2021年 8月> 1.28%
◆フラット35過去35年間の金利推移
◆フラット35(旧住宅金融公庫含む)史上最高・最低金利◆
<史上最低>1.11%(2019年9月・10月、団体信用生命保険料込)
<史上最高>5.50%(1990年、団体信用生命保険料別)
<平 均>2.75%(過去35年の平均)
※「買取型フラット35」 融資率9割以下、返済期間21~35年
団体信用生命保険料込みの金利。
※史上最高金利は旧公庫通常融資・基準金利、当初10年間の金利で
団体信用生命保険料別払いの時代の金利。
※史上最低金利は2016年8月に記録した0.9%は
団体信用生命保険料を含まない時代の金利のため
保険料を考慮すると実質は2019年9月・10月が
史上最低金利となります。
フラット35の金利は
10年国債(長期金利)の利回りを元に
決められています。
世界の金利の動きをみると
先進諸外国がインフレ対策に利上げを急いでいるのと対照的に
日本銀行は変わらず長期金利を0%程度におさえる
金融緩和政策を継続中です。
ただし、0%を境に
ー0.25%~+0.25%程度の変動は許容しており
上限の+0.25%を超えそうになったら
無制限で国債を買い付け金利を抑え込むといった
方針をとっています。
足元では
日本銀行が許容する上限の金利である
0.25%付近で長期金利が推移しています。
日本銀行の黒田総裁の任期は2023年4月までですが
それまで日本銀行が方針転換せず
なおかつ10年国債の金利が
日本銀行のコントロール下におさまれば
現在と同水準で推移するものと考えられます。
そうなると
フラット35の金利は
ひとまず向こう半年間は
高くても現在の1.5%前後で推移すると
考えられるかもしれません。
ただし、
実際には蓋を開けてみないと分からず
将来の金利や株価の動きは
プロでも予測ができません。
また、住宅ローンの金利選びは
本来は短期的な動きを見て判断するべきではなく
長期的な目線で検討する必要があります。
この数カ月の金利の動きは
長期的な視点で見た場合にはわずかな変動であり
過去20年・30年の金利水準から考えると
日本の住宅ローン金利は全期間固定金利でも
まだまだ低い水準にあるといえるでしょう。
今月の都市銀行住宅ローン金利はこちら⇒
過去の金利情報はこちら⇒フラット35 過去の金利
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