都市銀行住宅ローン 10月はおおむね金利据え置き
【10年固定金利 都市銀行4行の比較】
銀行名 | 2017年10月実行金利 (前月比) | 11年目以降優遇 |
三菱東京UFJ銀行 | 0.75% (不変) | ▲1.60% |
三井住友銀行 | 1.05% (不変) | ▲1.40% |
みずほ銀行 | 0.80% (不変) | ▲1.85% |
りそな銀行 | 1.05% (不変) | ▲1.60% |
【35年固定金利 都市銀行4行の比較】
銀行名 | 2017年10月実行金利 | 前月比 |
三菱東京UFJ銀行 | 1.35% | ±0% |
三井住友銀行 | 1.69% | +0.03% |
みずほ銀行 | 1.19%~1.59 | ±0% |
りそな銀行 | 1.35% | ±0% |
マイナス金利導入以降、人気なのが固定金利。
住宅金融支援機構の調べでは
民間銀行で新規に借入する人のうち、
約半数は固定金利で借入しています。
この数年は変動金利で借りている人が固定金利に
借り換える動きも活発で
当事務所にも相談が増えてます。
固定金利の中でもマイナス金利導入以降
選ぶ人が増えているのが「全期間固定金利」。
都市銀行の中では
みずほ銀行の1.19%、
三菱東京UFJ銀行・りそな銀行の1.35%が狙い目。
但し、みずほ銀行の金利については
審査の結果次第で1.19%~1.59%の範囲で
人によって適用金利が変わってくる点が要注意。
また、2018年9月28日実行分までの期間限定商品なので、
引き渡しが2018年10月以降の人は注意が必要です。
今月から全期間固定金利の代表選手「フラット35」は
団体信用生命保険料を金利に組み込む改正がなされました。
これにより、民間銀行の35年固定金利商品との比較がよりし易くなりました。
【35年固定金利住宅ローンの商品比較】
金融機関 | みずほ銀行 | 三菱東京UFJ銀行 りそな銀行 | フラット35 自己資金1割以上 | フラット35 自己資金1割未満 |
35年固定金利 | 1.19% (~1.59%) | 1.35% | 1.36% | 1.80% |
4千万円借入 毎月返済額 | 116,490円 (124,244円) | 119,555円 | 119,749円 | 128,436円 |
総返済額 | 4893万円 (5218万円) | 5021万円 | 5029万円 | 5394万円 |
※4000万円借入の際の返済額は「元利均等返済」で
返済し、ボーナス時返済は無しの場合です。
その他の金利はこちら⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓
【都市銀行4行 10月住宅ローン金利一覧】
金利タイプ | 変動金利 (前月比) | 3年固定 (前月比) | 5年固定 (前月比) | 10年固定 (前月比) | 20年固定 (前月比) | 35年固定 (前月比) |
三菱東京 UFJ銀行 | 0.625% (不変) | 0.55% (不変) | 1.30% (不変) | 0.75% (不変) | (返済期間21~25年) 1.19% (不変) | 1.35% (不変) |
三井住友 銀行 | 0.625% (不変) アプリ申込は0.620% | 1.00% (不変) | 0.80% (不変) | 1.05% (不変) | (返済期間16~20年)1.57% (+0.04%) | 1.69% (+0.03%) |
みずほ銀行 | 0.625% (不変) ネット申込は 0.6% (不変) | 0.70% (不変) ネット申込は 0.675% (不変) | 0.70% (不変) ネット申込は 0.675% (不変) | 0.80% (不変) ネット申込は 0.775% (不変) | (返済期間16~20年)1.13%~1.53% (不変) ネット申込は1.125% | 1.19%~1.59% (不変) |
りそな銀行 | 0.625% (不変) 商品プランによって0.595% または0.440% | 1.0% (不変) WEB限定 借換専用 0.965% | 1.0% (不変) WEB限定 借換専用 0.965% | 1.05% (不変) WEB限定 借換専用 0.65% | (返済期間20年以内)1.30% (不変) | 1.35% (不変) |
固定期間終了後の金利優遇 | 4行とも▲1.85% (三井住友アプリは▲1.855% (みずほネット申込は▲1.875%) (りそな WEB借換専用は▲1.978%) | 4行とも▲1.85% (みずほネット申込は▲1.875%) (りそなWEB借換専用は▲1.978%) | 三井▲1.4% みずほ・三菱▲1.85% (みずほネット申込は▲1.875%) りそな▲1.85% (りそなWEB借換専用は(▲1.978%) | 三井▲1.4% みずほ▲1.85% (ネットは▲1.875%) 三菱・りそな▲1.6% (りそなWEB借換限定は▲1.978% | | |
フラット35は、
自己資金を物件価格の1割用意できると
金利が低くなりますが、
都内の新築物件では結構な金額になってしまいます。
預貯金があっても自己資金1割も出資したくない
という人もいるでしょう。
「自己資金が1割未満の場合は都市銀行を選ぶ」、
「みずほ銀行で審査を受けた結果、
適用金利が1.59%になったのでフラットを検討する」
などといった選択方法も一例としてあります。
ただし、
優良物件向けに金利を引き下げる「フラット35S」
適用物件か否か、
夫婦で団体信用生命保険に加入したいのかどうか、
団体信用生命保険の保障内容がどうか
審査の難易度がどうか
などといった点も金融機関選びでは重要な決め手となります。
平井FP事務所では100種類以上ある金融機関の住宅ローン商品の中から
お客様の家計や価値観に合った最適な金融機関・商品をご案内しております。
住宅ローンはどこも同じではありません。
金融機関選びひとつで、支払総額は数十万円~数百万円も異なります。
また、金利や諸費用だけではなく、
そもそも借入額が家計に対して適正な額かどうかも
利害関係のない第三者のFPという立場で診断させていただいております。
住宅ローンの得な借り方・返し方を知りたい方は平井FP事務所まで
お問い合わせください。
遠方の方向けに、スカイプ面談も行っています。
また、著書『住宅ローン借り方・返し方 得なのはどっち?』
にもお得な金融機関選びの方法が載っています。
フラット35の金利はこちら⇒2017年10月住宅ローン金利(フラット35)
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