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変動金利が向いている人とは?

現在、ローンを組んで住宅購入する人のうち、

約半数は変動金利を選んでいます。

なんといっても0.4%台という

驚異的に低い金利の商品も出てきているのが

最大の魅力でしょう。


ただし、リスクや商品特性、自分の適合性をよく確認せず

不動産業者や銀行員にすすめられるまま

変動金利を選んだという人は注意が必要です。


本来は、金利が上昇して返済額が増えたとしても

対応できるゆとりがある人に向いているのが変動金利です。


当初の返済額をなるべく低く抑えたいという

ニーズにはあてはまりますが

将来、返済額が増えたら返せないようでは

借り方に問題があるかもしれません。


改めて変動金利がどんな人に向いているのか

具体例とともに確認しておきましょう。

<変動金利に向いている人:その1>
収入に対して借入額が少なく、ローンを返済しながら貯蓄もできている人


住宅ローンの返済を済ませた後に、貯蓄に回せる余裕資金が手元に残るという人は

変動金利を選んでもいいでしょう。

これまで蓄えた預貯金がある人も、金利変動リスクを受け入れることが出来ます。


注意が必要なのは、10年後・20年後も貯蓄ができているか

あるいは貯蓄が残っているか

長期的な視点で考えてみることです。

今は子どもが小さいので教育費がほとんどかからず

貯蓄ができているという人も、

子どもが高校・大学に進学した時の

家計収支を予想してみてください。

教育費がかさみ貯蓄する余裕がなくなる時期に、

タイミング悪く金利が上がるということが

起こらないとは言い切れません。

最後の返済が終わるときまで、

たとえ返済額が増えたとしても

余裕資金で返せる人が変動金利に向いています。


<変動金利に向いている人:その2>
今後、収入UPが期待でき、月々返済額が2~4万円上がっても返せる人


万一金利が上がった場合、

月々返済額が25%は上がることを想定しておきましょう。

月々の返済額が10万円ならば2万5千円

月々の返済額が15万円なら3万7,500円の増額となります。


なぜ25%かというと

多くの金融機関が取り扱っている変動金利には、

「125%ルール」というものが適用されているためです。

「125%ルール」とは、金利が上昇し返済額を見直すときには、

125%を上限として見直されるルールをさします。

例えば、金利上昇前の月々返済額が10万円の人は、

金利がどんなに上がっても

見直し後の返済額は12万5千円(10万円×125%)となります。

金利が急激に上がり

本来の計算では12万5千円に収まらない場合、

未払い分は次の見直し時に繰り越される仕組みです。


このように、変動金利で借りる以上は

将来利上げがあることも覚悟しておく必要がありますが、

今後収入UPが期待でき

月々返済額が2~4万円上がっても問題ないという人は

変動金利に向いています。



<変動金利に向いている人:その3>
完済するまでの返済期間が短い人


返済期間が短ければ短いほど金利変動のリスクは弱まります。

家族が増えたら買い換えを予定している

近い将来実家に戻る予定がある

退職金が入った時点で一括返済するなど

完済するまでの期間が比較的短い人は

変動金利に向いています。


<変動金利に向いている人:その4>
金利の動向に敏感で、金利が上昇したときに対策がとれる人


変動金利は原則、半年毎に金利が見直しされます。

金利が右肩上がりに上昇を続ける局面では、

早い段階で

「固定金利に借り換える」

「繰り上げ返済をする」

などの対策が必要です。

ここで厄介なのが

変動金利特有の「5年ルール」によって

金利上昇に気づくのが遅れる可能性がある点でしょう。


「5年ルール」とは

金利が変動した場合でも

月々の返済額の見直しは

5年毎にしか行わないというルール。

一部の金融機関を除き

ほとんどの変動金利商品に適用されているルールです。

変動金利で借りる以上

5年ルール・125%ルールは正しく理解しておく必要があるでしょう。