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変動金利か固定金利か

東京・神奈川の独立系ファイナンシャルプランナー 平井美穂です。

住宅ローンを借りる人にとって永遠のテーマが

「変動金利で借りるべきか、固定金利で借りるべきか」

といった問題です。

今の住宅ローン金利は変動金利が0.7%台

35年固定が1.5%台とかつてない低金利の水準となっています。

ちなみに15年ほど前、私が不動産営業をしていた頃は

10年固定の住宅ローンを2%台半ばで借りる人がほとんどでした。

また、過去最高時の住宅ローン金利をみると

バブル期の1990年に8.5%、私が生まれた1974年には9.48%

という時代もありました。


問題は、今後金利が上がるのか?それとも下がるのか?

金利が上がるのであれば今のうちに固定金利にした方がいいし

下がるもしくは現状維持であれば変動金利にした方がいい

ということになります。


将来の金利の動向は、株や為替と同じで誰にも予測はできません。

そのため「変動金利で借りるべきか、固定金利で借りるべきか」の判断は

相場観で判断するしかなく、正解はありません。

私たちFPにも金利を予測することは不可能なので

断定することはできません。


しかし、株や米ドルを買う際に過去の株価や為替を参考にして

今が割高か割安か判断する手法があるように、

住宅ローンの金利を選ぶ際にも過去の金利推移を参考にして

変動金利にするべきか固定金利にするべきか判断する方法も一つです。


知っておいてほしいのは過去の金利推移からすると

今の金利水準は異常に低い水準であるということ。

また、現在の住宅ローン金利は

銀行にとって利益がでない不採算事業であるという点です。


変動金利を選ぶのは悪いことではありませんが、リスクのある商品です。

リスクをとれるご家庭かどうかは家計診断をすると明らかになります。

金融機関が運用商品を勧誘する際にはハイリスクハイリターン商品を選べる人か

ローリスクローリターン商品を選んだ方がいい人かを事前にチェックしますが、

住宅ローンの金利を選ぶ際にも

変動金利を選べる家計か、固定金利にした方がいい家計か

是非チェックを受けられてみてください。

| 12:40 | 未分類