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手付金放棄で契約キャンセルはもったいない(>_<)

東京・神奈川の住宅相談専門FP 平井美穂です。

当事務所に相談にいらっしゃるお客様は

なぜか急いでいる方が多くいます。

「今度の日曜日不動産の契約なので、その前の土曜日に相談したい」

といった具合です。

あるとき研修講義中に携帯電話へ連絡が。

休憩中に留守番電話を聞くと

「今日なんとか面談できないか」

と伝言が録音されていました。

「ええ?!今日?!」・・・・汗

とにかく切羽詰っているご様子だったので

会場まで来ていただき

講義が終わってから面談をしました。

なぜ急いでいるのか事情をお伺いすると

「先日不動産契約を衝動的にしてしまったが

今日までなら契約金を放棄すれば契約解除ができる」

とのこと。


不動産の売買契約では契約金を放棄すれば

契約を解除(キャンセル)できる「手付解除」の制度があります。

手付解除の期限を過ぎてからキャンセルすると違約金をとられます。

一般的に契約金は売買価格の10%

違約金は売買価格の20%くらいです。


このお客様は契約金を100万円だけ払っていました。

今日までなら100万円捨てれば契約解除できるが

明日以降は違約金600万円とられてしまう

という状況だったのです。



契約してから本当に返済できるのか不安になり

第三者のFPに見てもらいたいとの相談でした。


今後かかる生活費や住居維持費、教育費、老後資金と併せて

返済計画をシミュレーションした結果、

なんとか返せるだろうという予測になり

契約解除の選択肢をとらずに済みました。


お客様いわく、

「今日診断してもらった結果、返済が厳しければ

 契約金は勉強料として捨てる覚悟でした」と。

このお客様は契約金100万円なので

不動産の契約金としては少ない方ですが、

それでも100万円捨てるのはもったいないです!!


中には契約金を放棄して手付解除するお客様も実際いらっしゃいます。


今は返せても、長期的な視野で返済可能か判断するには

キャッシュフロー表の作成が有効です。

ご自身では気づかない家計の問題点も

明らかになります。


購入を決断する前に、時間に余裕を持って(笑)

是非一度第三者のファイナンシャルプランナーにご相談ください。

| 13:50 | 未分類