都心の不動産価格の高騰がとまりません。
東京では
40㎡台・1LDKが8000万円台
60㎡台・2LDKが1億円以上という
高額な値段にもかかわらず
人気エリアについては
何倍もの倍率がついて
買えないお客様が続出しています。
ちなみに、中古マンションの話ですよ。
ちょっと異常な状態です。
新築はとても手が出ない
高嶺の花ですが
そこをなんとか
50年ローンを組んで
手に入れようという動きが
20代・30代のあいだでみられます。

住宅金融支援機構の調査によると
2024年10月~2025年3月に
住宅ローンを利用して住宅を購入した人のうち
なんと25.5%超もの人が
返済期間35年超50年の
ローンを利用しているようです。

実に
4人に1人の人が
35年超のローンを
組んでいるというのは
驚きを隠せません。
最近SNSでよく言われている
☑低金利だからフルローンを利用して
余った手元資金で資産運用するべし
☑賃料を払うくらいなら
50年ローンを組んででも
早くに家を買って資産形成するべし
というフレーズ、
確かに一理ありますが
かなり難易度の高い上級者向けの
財テク方法といえます。
最終返済日までの
出口戦略をしっかりと
事前に計画立てて
30年・40年・50年と
忍耐強く持続的に家計管理していく
高い能力が求められます。
なので
すでに家計管理をしっかりできていて
貯蓄も資産運用も人並み以上に
上手にできている人には
あえてリスクをとる
低金利の住宅ローンを逆手に取る方法は
私も賛成です。
一方で
貯蓄も資産運用もできていないのに
住宅ローンだけ
いきなりハイリスクな方法で利用するのは
よくよく慎重に判断するようにしてください。

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29歳の人が
9000万円を50年返済で借りたときに
60歳の定年退職の時に残る
ローン残高は4452万円です。
※全期間固定1.96%・50年・元利均等返済の場合
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31年間ものあいだ
毎月23万4443円を返済してきて
なお
60歳時に
4452万円のローンが残る計算です。
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50年返済は
返済を先送りにするローンなので
将来、確実に多額の相続財産が入ってくる予定とか
将来、確実に退職金が6000万円入ってくる予定という人は別として
入念な返済計画を立ててから
借りるようにしてください。
住宅探しをする前にやるべき
家計診断・改善の仕方
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