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2018年8月住宅ローン金利(都市銀行)

「日銀、長期金利上限0.2%容認」報道で長期金利が急上昇

一部の銀行で長期固定金利が0.1%~0.05%程度引き上げへ







【10年固定金利 都市銀行4行の比較】
銀行名
2018年8月実行金利
(前月比)
11年目以降優遇
三菱東京UFJ銀行
0.85%
(不変)
▲1.60%
三井住友銀行
1.15%
(不変)
▲1.40%
みずほ銀行
0.85%
(不変)
▲1.85%
りそな銀行
0.75%
(+0.05%)
▲1.60%







【35年固定金利 都市銀行4行の比較】

銀行名
2018年8月実行金利
前月比
三菱東京UFJ銀行1.59%不変
三井住友銀行1.79%+0.06%
みずほ銀行1.37%~1.77%+0.03%
りそな銀行1.50%+0.10%






【変動金利  都市銀行4行の比較】
金融機関
変動金利
(前月比)
三菱東京UFJ銀行


0.625%
(不変)

三井住友銀行


0.625%
(不変)

みずほ銀行


0.625%
(不変)

りそな銀行


0.525%
(不変)



※いずれも店頭窓口で申し込み、保証料一括払いの場合







7月31日に行われた金融政策決定会合で日本銀行はこれまで

長期金利を▲0.1%~0.1%の範囲に収るよう調整していたものを

今後、上限を0.2%まで許容するとの発表を行いました。

これにより、決定会合の翌日8月1日には長期金利が急上昇し

1日で0.05%から0.129%と一気に上昇しました。


<10年国債の金利の動き>

7月23日 0.086%
7月24日 0.085%
7月25日 0.070%
7月26日 0.091%
7月27日 0.101%
7月30日 0.106%
7月31日 0.050%
8月1日  0.129%
8月2日  0.121%


7月下旬頃から上がってきていましたが

こうした長期金利の上昇を受けて

8月は一部金融機関で

固定期間10年以上の長期固定金利を引き上げる動きが見られました。





ところで、住宅ローン金利が0.1%上がると

月々返済額がどれくらい違うのでしょうか?

りそな銀行の35年固定金利で

4,000万円を35年元利均等返済で借りた場合の比較をしてみます。

融資実行月7月8月
35年固定金利1.4%1.5%
月々返済額120,523円122,473円
総返済額5,062万円5,144万円


月々返済額の差は1,950円

総返済額の差はおよそ82万円です。



返せないほどの打撃ではありませんが

もしも今後じわりじわりと上昇を続けていくとなると

変動金利で借りている場合には

家計への負担がボディブローのように徐々に痛みを増していくでしょう。


過去10年・20年と長期的な視点で見ると依然

住宅ローン金利は低水準を維持しています。



35年という長期間に渡り返済を続けるので

金利を低いうちに固定したいと考える人は

低金利のうちに金利を固定する最後のチャンスかもしれません。



住宅ローンの金利選びでお悩みの方は

元不動産業者であり元銀行員である住宅ローン専門の独立系FP

「平井FP事務所」までお問い合わせください




(※)民間住宅ローンの利用者の実態調査2017年度第2回







フラット35の金利はこちら⇒2018年8月住宅ローン金利(フラット35)
過去の金利情報はこちら⇒都市銀行 過去の住宅ローン金利