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提携ローン vs 非提携ローン

東京の独立系FP、住宅ローン専門家の平井美穂です。

日頃、お客様から寄せられる相談に

「提携ローンと非提携ローン、どちらが得か?」

という相談があります。


不動産会社から勧められるローン = 提携ローン

と思っているお客様も多いので

いったんここで「提携ローン」について

整理をしておきましょう。


提携ローンとは

銀行が不動産会社(不動産販売会社)やハウスメーカーと提携して行う融資です。


銀行と提携する不動産会社(販売会社・ハウスメーカー)が

融資条件や融資額の上限、金利などについて

あらかじめ取り決めをして契約を締結しており

新築マンションの場合には物件毎に審査を既に済ませているので

審査のスピードが早いという特徴があります。


提携ローンは

不動産会社(不動産販売会社)経由で審査申込をするので

自分で銀行に申込みをしに行く手間が省けるといったメリットもあります。


具体的には、

土日にモデルルームや住宅展示場でローン審査申込用紙に記入して

不動産会社の営業マンに渡しておけば

休み明けの平日に銀行に審査依頼を代行してくれる仕組みです。


新築か中古か、マンションか戸建てかなど物件によって

あるいは不動産会社によっても異なりますが

最近では不動産会社が用意している提携ローンは

一社ということはなく、

複数の金融機関の商品を用意しているケースも多くなっています。


私が金融機関に転職する前に販売していた新築マンションでは

都市銀行・大手信託銀行・ネット銀行のほか、

生命保険会社やノンバンクの住宅ローンなど

10社以上提携ローンを用意していました。

変動金利や固定金利、付保できる保険や付随サービスなど

借りる人によってニーズはまちまちですが

あらゆるニーズに対応できるだけの提携ローンを豊富に取り揃えていました。



さらに、提携ローンは

個人が銀行窓口に単独で申込みに行くよりも

審査条件や金利などで有利になるケースが多くなっています。



その理由やからくりについてはここでは述べませんが

大手不動産会社であるほど提携ローンの力が強いことは否めないでしょう。




ではやはり提携ローンがベストなのかというと

必ずしもそうとはいえないケースもあります。



例えば、物件としては提携ローンを10社用意していても

担当者が自分が慣れている銀行1社しか案内してくれないケースもあります。



また、物件や不動産会社によっては

残念なことに提携ローンが1社しかない場合もあるのです。


あるいは、1社とはいわなくても

不動産会社のメインバンクやグループ系列の金融機関のみが

ラインナップされていることもあります。



そもそも自己資金が多く、年収の割に借入が少ないなど

提携ローンの力を借りなくてもどこでもローンが通るような人は

提携ローンより有利な金融機関をあたってみた方がいいケースもあるでしょう。



さらにややこしいのは

提携ローンはすべての不動産会社(仲介会社・工務店)が

用意しているわけではないということです。


銀行は、過去数年間継続してローン申込顧客を持ち込んだ実績がある

不動産会社でないと提携契約を結ばないのが一般的です。

小規模の仲介会社や工務店では提携ローンを用意していないことも

珍しくありません。


では、

提携ローンが用意されていない工務店や仲介会社は避けた方がいいかというと

決してそんなことはありません。



非提携ローンでも提携ローンと同じ金利優遇を受けることは可能です。


提携ローンの一覧にはない銀行の方が金利や諸費用で有利なケースもあります。



要は、提携ローンであろうと非提携ローンであろうと

金融機関選びが重要であり

面倒でも具体的なシミュレーションをして比較検討することが大切です。


そうはいっても

はじめて住宅ローンを借りる人にはなかなか難しいかもしれません。


当事務所には

提携ローンの一覧表を持って相談にいらっしゃる方も多くなっています。


20年間住宅ローン相談業務を行っている当事務所は

あらゆる金融機関の商品や付随サービスを熟知しており

選び方や組み合わせの仕方などをご提案しています。


住宅ローン選びや住宅購入でお悩みの方は

住宅専門の平井FP事務所までお問い合わせください

| 06:00 | 未分類
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