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【住宅ローン比較検証】三菱東京UFJ銀行 3年固定 VS 変動金利

東京の独立系FP、平井美穂です。


三菱東京UFJ銀行が

住宅ローンのキャンペーンで

3年固定金利を0.6%に引き下げ中です。



今回は、三菱東京UFJ銀行の

3年固定0.6%と変動金利0.625%を

比較検証してみたいと思います。




【比較検証】

3年固定金利 0.6% VS 変動金利 0.625%




【結論】

3年固定金利0.6% が有利





3年固定の方は

文字どおり当初3年間の金利が

0.6%に固定されます。

一方、変動金利は

0.625%という当初の金利が

約束されるのは最初の半年間のみ。

変動金利は半年毎に金利が見直しされます。



金利を比較する時に忘れてはいけないのが

固定期間終了後の金利優遇。

キャンペーン商品の3年固定は

4年目以降の金利優遇が▲1.85%、

対する変動金利も全期間▲1.85%の

金利優遇がついており、

金利優遇幅はどちらも同じ条件です。

つまり、当初3年間の金利だけに着目して

比較すればいいわけです。



万一、今後3年の間に

変動金利の指標である短期プライムレートが

引き下げられることがあれば

変動金利は今より下がるかもしれません。

今後3年の間に

3年固定の0.6%よりも下がることがあれば

変動金利を選んだ方が良かったことになります。



しかし、既に住宅ローン金利は

史上最低の異常な水準まで下がりきっており

金融機関の営業コストを考えてみても

これ以上下がる余地はないとみる

専門化が多くなっています。


一方、今後3年間の変動金利が現在の水準と

「変わらない」もしくは「上がる」と

ふんでいる人にとっては

3年固定を選択した方が良いということになります。


都市銀行の短期プライムレートを見ると

過去20年ほとんど動いていません。



マイナス金利が導入されても

びくともしなかった短期プライムレートは

今後3年も下がらないだろうと思うならば

3年固定を選択した方が有利と

いえるのではないでしょうか?


ちなみに、今後3年間変動金利が変わらないと仮定し、

3000万円を35年元利均等返済で借りた場合、

当初3年間の月々返済額は

変動金利(0.625%)では79,544円

3年固定金利(0.6%)では79,209円

となります。

ほんのわずかですが、差額分の

月々335円、当初3年間の累計では12,060円

3年固定の方が返済額が少なくて済むというわけです。


三菱東京UFJ銀行の3年固定金利キャンペーンは

貸付残高が上限に達し次第終了となるようです。

今回の比較検証のような考え方が合う方は

検討の候補に入れてみてもいいかもしれません。


三菱東京UFJ銀行 固定3年プレミアム